| マキノ 学校も事務所も、まだ数駅先。 でも……降りましょう、プロデューサー。 いいから、ついてきて。私の意図を知りたいのなら。 |
| (花吹雪が舞う) |
| マキノ ここは……どの辺かしら?新鮮な気分だわ。 たまには、いいものね。 途中下車して、見知らぬ街を散策するのも。 |
| マキノ なぜ降りたのか、知りたい? 理由は……ないの。偶然の出会いを楽しみたかっただけ。 フフフ……らしくないわね。 |
| マキノ たしかに論理的ではない行動ね。 私も貴方も遅刻する確率が高まるし、 にも拘らず、得られるものは完全な未知数……。 |
| マキノ けれど、そもそもアイドルデビューすること自体、 私には『途中下車』だった。でも結果として、 予想外の行動が、新たな経験につながったわ。 |
| マキノ もう私は、イレギュラーを否定したりしない。 予測がつく範囲で行動しても、たかが知れている。 けど、貴方と出会って、私は……。 |
| (花吹雪が舞う) |
| マキノ 私のロジックは、より広範に拡張していく……。 考え方を常にアップデートして、新しいアイドルの カタチを創っていくわ。誤算すら、計算の内よ。 |
| (終了) |
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